top of page

190427-0502 栃木・埼玉・山梨

  • 執筆者の写真: 光太郎 笠原
    光太郎 笠原
  • 2020年1月11日
  • 読了時間: 11分

更新日:2020年7月24日

全都道府県ランニングをはじめるきっかけ、それは「大型連休ヒマだな。」

2019年のゴールデンウィークは10連休だった。10連休って!

なんかやんないと退屈すぎておかしくなるなって予感があったんで、「10日間で120km走る」ってことを目標にすることに決めた。それに付随して出てきたアイデアが「せっかく走るならいろんなところで走ってみよう」っていうこと。思えばそれまでも日常的に随分走ってはいたけれど、走るコースといえば決まったところばかり。毎日走るなら飽きるだろうなって気持ちもあったんで、極力コースを変えて走ろうってことでこの企画をスタートさせた。

結果的にいえば、10日間で5つの都と県で走ることができた。東京の家の周りで4回。神奈川は小田原と鎌倉周辺。あとは遠出して、埼玉の浦和、栃木の日光、山梨の山中湖畔。走行距離120kmも無事達成して、かなりの満足感を得られた。思えば、この10日間で得られた充実感がすごく気持ちよかったんで、この企画を進めていこうと決心したような感じだ。


2019/04/27(土)

ree

まず連休初日に行ったのが、日光だ。関東でまだ走ったことなかったのが、栃木と埼玉。せっかく行くなら観光も兼ねて行きたかったんでここを選んだ。経路調べてみると、浅草駅から割と乗り換え少なく行ける。5時に家出て東武線でのろのろと行けば、朝8時すぎには東武日光に着く感じだった。その日は土曜日、特急使わず鈍行で行ったんで、列車には学生さんもたくさんいた。ただ日光近くに連れてかえって人が少なくなり、観光地へ行くって感覚は薄かった。たぶん朝早すぎたんだろう。家出た時はかなりの雨降ってて心配したけど、天気予報ではやむことになってたんで、とりあえず行ってみた。予報通りその時間は雨やんでて、晴れ間さえ見えてた。標高高いから空気も新鮮で、すごく良いコンディションだった。駅をスタートにしてまず向かったのが日光東照宮。とりあえずここには行かないと行けないってところだろう。道は簡単で、駅を出てから、ひたすら坂を登ってお土産やさんとかが並ぶ目抜き通りを走っていく。勾配は結構きついんだけど、不思議と走っててすごく気持ちいいコース。汗もかかないくらいだった。お店が立ち並ぶエリア抜けて、東照宮の近くになってくるとより勾配がきつくなって、さすがにキツくなってくる。人も多くなってここまで来てようやく「観光地来たな」っていう感慨を持つ。中に入るにはお金かかるんで、陽明門のところでストップ、写真を撮ることにした。

ここで思いついたアイデアが、スニーカーと名所・名跡を一緒にフレームに収めた写真を撮っていくってこと。このスタイルで写真をコレクションしていくきっかけになった場所だ。東照宮をあとにして、坂を下り、今度は駅の方へ行かず、線路に並行して走る大谷川に沿ってランニングしていった。風光明媚な谷あいの川。そういう場所はランニングにぴったり。意外とアップダウンがあったのと、場所によっては足場が悪くて走りづらい感じもあったけど、おおむね走りやすかった。未知の場所で走るってことに慣れていなかったこともあり、ランキーパーの地図を見ながら、「あんまり遠くまで行きすぎないように」なんて気にしつつ走ってたんで、割と小さな円を描いて2周半くらいしてた。このくらいの時間になると、日差しも強くなってて、暑く感じるくらいだった。目安にしていた10kmぴったりくらいで東武日光の駅に戻ってきたんで、そこで終了にした。初の旅ランで、気持ちよく走りきれたなって感想だった。


駅でクールダウンして一心地ついたあと、軽く日光を観光することにした。そんなにがっつり回るつもりはなくて、ただ美味しいご飯は食べたいなって気持ちがあった。ネットで色々調べた結果、「金谷ホテル」のパンがすごく美味しいって情報に行きついた。「金谷ホテルベーカリー&レストラン」っていう店があるってことだったんで、そこへ行ってみることにした。ろくに朝ご飯も食べてなかったから、ウキウキの日光でのブランチ。そこへ向かう足も弾む感じだ。地図見たら近いかなって思ったんで、歩いて向かったんだけど、意外と遠くて30分以上かかった。それだけ空腹感も増すし、より良い条件でご飯にありつけた。

レストランは開店直後で人もまばら、自分が入った後に何組も入ってきたし、テーブルには「予約席」って札が置いてあるところもあったから、入ったタイミングも良かったんだろう。すんなり通してもらって、お目当の「ロイヤルブレッドサンド」を食べることができた。なんでも金谷ホテルの初代パン職人は「パンの神様」だそうだ。そこの名物が「ロイヤルブレッド」。それを贅沢に厚切りに切って、その間にボリューム満点のハンバーグと野菜をサンドしたのが、この料理だ。そりゃ、まあうまいよ、そりゃ。だってお腹減ってるもん。パンも、まあうまい。ヘタしたら一斤まるまる出されても食ったんじゃないかっていうウマさだ。ボリュームあるのもうれしいじゃない。なんせほとんど食べずにそこまで我慢したんだから、量も欲しいよね。つけあわせのフライドポテトもバクバク食って、大満足の食事になった。幸せだ。お土産にパンとクッキー買って、店後にした。日光駅への道すがら、デザートにどら焼きのアイスサンド買って、食べ歩き。それもまた美味しかった。帰りの電車は、特急の「けごん」にした。お昼すぎ発の上りなんで、まだ周りはがらがら。両隣いない席で悠々とくつろいで電車旅。本も2冊持っていってたけど、集中して読めて、良い時間だった。

ree

日光は近くて手頃な観光地。半日ちょっとで往復できて、お金もそこそこで済ませられる。何より良いコースでのランニングとランチができたのが収穫。ランニング紀行のスタートとして、申し分ない満足感味わえた。


2019/04/29(月)

ree

意外に埼玉県て走った事なかったなって思い、行くことにした。

その日「行こう」と思って行ける場所。にも関わらず今まで行こうって思ったことがなかった。この企画には、そのきっかけになるって意味もある。どこでもよかったけど、彩湖がランナーに人気だと聞きかじりの情報で得たんで、「そこでいいや」的なノリで行ってみることにした。京浜東北線で一番近かったのは、西浦和だったけど、少し遠くからでもいいかと南浦和スタートにした。これが何というか思ったより遠かったみたい。一応一日の距離の目安は10kmにしてるんだけど、ちょうど彩湖まで行くのに5kmあった。なので、行って戻って来るだけで距離は到達、彩湖である程度の距離走ると、ノルマがオーバーになるって感じだ。まだ走り始めて3日目で、この後のことを考えると、あんまり負荷かけたくないなって気持ちもあった。

彩湖は、荒川の支流にできた小さな湖でその周りにとてもフラットで走りやすい周回のコースがある。ここが多くのランナーにとってランニングに最適ってところなんだけど、正直その日の自分は余裕がなかった。一応申し訳程度に1kmくらいは走ったけど、「見てきた」ってだけに終わった。まあ確かにいいコースなのかなって雰囲気はあった。走ってないから感覚でしかないけれど。今度行く時はしっかり走るようにしよう。

スニーカー入れたフォトは埼玉の雰囲気がわかるものがいいなと思い、探しながら走ってたらいいのを見つけた。歩道に立ってた柱の上に「サッカーの街 浦和」っていう浦和レッズの応援旗がかかってたんで、それをバックに撮ることにした。写真としてはつまんないけど、コレクションとしては十分納得いく一枚だ。結局10kmちょいで終了。南浦和まで戻って、どこの店にも寄らず、すぐ次の場所へ移動した。

ree

さいたま新都心駅のコクーンで「パンタスティック」っていうパン屋さんのお祭りがやってるっことだったんで、そこへ行く事にした。全国のパン屋さんが出店して、いろんな名物パンが買えるとのこと。ウキウキするような催しだ。「そこでパンを思いっきり食べよう」って心に決めたんで、ランのあと何も食べずに向かった。このチョイスがどうやら失敗だった。

開場が10時からで、移動してきたのが9時半頃。当然まだ中には入れないんで、近くの店でお茶でもしようかと思ったら、相当な人気イベントのようで、周りの店はどこもいっぱい。走ったあとだったから、どっかで座って休みたかったけど、座る場所もない感じだ。仕方なく少し離れた公園まで行って、そこで本読んで過ごしてたら、開始の時間にのり遅れた。遅れて催しの会場に行ったら、アホみたいに長蛇の列ができてた。パン屋さんのお祭りっていうから、てっきりお店のブースが出てて、トレーとトング持って自由に買って回れると思ってたけど、そんな感じじゃない。パンはずらっと並んだワゴンに置いてあって、そこを一人ずつ品評会の見学のように歩いて回る感じ。イメージ通りだったのは、トレーとトング持って回るってとこだけだ。世の中には、こんなにもパン好きが多いのかって驚いた。特に女性が多かった感じだ。まあパンうまいもんな、仕方ないな。かなり待つことになりそうだったし、お腹も減ってるし、「帰っちゃおうかな」って気分も色濃く出たけど、「せっかく来たんだしな」って思い直して、並ぶことにした。30分くらい待って、ようやく自分の番が回ってきて、見て回れた。

一件ずつパン屋のワゴンの前を回るんだけど、前にも後ろにも人がいるんで、回っている時に買うか買わないかの判断をしないといけない。そんな訳でちょっとでも気になったものは、どんどんトレーに乗せていくって選択になる。うまいこと考えたもんだ。食パン、コッペパン、チョコクロワッサン、チキンサンドイッチ等々、結局10品近く買い物した。何日かかけて食べたけど、やっぱり厳選されたお店のパンだけはあって、どれもおいしかった。その会場に設置されたテーブル席でも2つくらい食べた。そこまで待たされて、空腹にも耐えて食べたやつだったから、格別だった。多分その脇のスーパーで売られてた普通のパンでも、格別な味がするようなお腹の状況ではあったんだけど。

おいしくご飯が食べられるって事もまた、この企画のいいところの一つ、いやむしろ最大のいいところな気がする。自分は酒も飲まないし、名産品の買い物なんかにも興味がない。とすると必然的に楽しみは食べ物になってくる。日本各地の名産を食い尽くしたいなって気持ちが強くなった。

ree

2019/05/02(木)

ree

小田原の実家から、山梨県の山中湖村へ。朝5時起きでドライブだ。行った事はあったけど、それは人の運転だったかもしれない。とにかく御殿場方面へ行くって事はわかってたんで、進んでいった。それなりに順調に行けたけど、峠道のアップダウンは予想以上だ。1時間ちょいで山中湖畔に到着。久々のロングドライブってこともあって結構気疲れしてた。

コンディションはまずまず。気温はやや高かったけど、曇天で日差しはなかったんで走りやすかった。コースとしてもほぼフラット。前日に雨が降ったんで、ところどころぬかるんでいたのが少し残念ではあった。サイクリングコースが整備されてるんですごく走りやすいところ。ただ間違って時計回りに走っちゃったんで、道行くランナーたちと、みんな逆走になってたのは気まずかったところだ。それにしても朝の6時から走ってる人多くて、人気あるコースなんだってことを実感できた。富士山は雲の動きによって、見えたり見えなかったり。そんな中でうまくタイミング見計らって、富士山バックの写真を撮るってことを一つのタスクにして走ってた。一周ぐるっと回るんで、方向によっては富士山に背を向けるところもある。その辺では後ろを振り返りつつ走るっていう、窮屈な走り方を強いられた。強いられたっていうか自分の判断だけど。結果的に、なんとか写真は撮れたんで満足だ。一周13kmのコース。気分良く走りきれた。「また走りたいな」って思えるコース。今度こそ順周りで走りたい。自分の車に戻って、持ってきてたパンと焼き芋の朝ごはん。パンは埼玉で買ってきた分の残りだ。近くのロッジ風の建物の外に備えつけてあるベンチで、湖見ながらの食事、なかなかいい趣きだ。

ree

山中湖の周りは、一帯が観光地になってるんだけど、その時間開いてる店は少ない。唯一といってくらいで開いてたのがガストだったんで、そこへ入った。ドリンクバーのコーヒー飲みつつ、持っていってたPCで作業。珍しく仕事の資料なんか作っちゃったりして。なんだかカッコつけてるみたいで照れ臭いけど、有意義な時間だったように思う。昼ごはんも湖畔の店で食べることにした。その辺の名物はほうとうなんで、食べられる店を探索。はじめは「小作」っていうところが有名らしいと調べ当てたんで、そこへ向かってみると、開店前にも関わらず長蛇の列。えらい待ちそうだったんで、向かいにあった「和十郎」って店にした。そこで選んだのが「カレーほうとう」。ちょっと変わり種だけど、見るからにおいそうな食い合わせ。実際に食べてみても美味しかった。カレー鍋にほうとういれたような感じ。具沢山で、ボリューム満点。カボチャも豚肉もぴったりマッチしてた。悪くないチョイスだったと思う。

ree

山中湖を後にしたのがお昼過ぎ。帰りはずっと下りなんで、がんがん進んで行ける。反対車線見ると、この連休を過ごそうと、多くの車が向かってる様子で、大渋滞になってた。行く時間の選択も良かったなって自負してる。

 
 
 

コメント


  • Instagram
  • YouTube

©2020

bottom of page