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190127/0414 茨城(20年1月作成)

  • 執筆者の写真: 光太郎 笠原
    光太郎 笠原
  • 2020年3月15日
  • 読了時間: 6分

2019年に茨城でのフルマラソンに2回出場した。1月の勝田全国マラソンと、4月のかすみがうらマラソンだ。大会会場は、前者は勝田、後者は土浦。常磐線ぞいだったんで、家から一本で行けるっていう利点があった。割と普段着に近い感覚で、気軽に参加した大会だ。どっちも歴史があって、規模も大きい。周りのランナーに聞いても、参加したことある人が多いポピュラーな大会だ。申し合わせた訳ではなく、偶然どちらでも村田さんと一緒に走ることになった。そんな意味では思い出に残ってるマラソンだ。


2019/1/27 勝田全国マラソン

2019年最初のマラソンとして臨んだ。

小石川ゴロゴロ団の新年会の予定とかぶっちゃって、やむなく新年会を断念、こっちの険しい予定の方を取ることにした。さて、マラソンのほうだ。村田さんと連絡取り合って、レース前の行動はともにしてた。知り合いと過ごすとレース前の時間てあっという間。雑談しながらウォーミングアップしてたら、スタート直前になってた。どの大会でもレース前には、MCがアナウンスをして、ランナーのやる気を盛り立てるような演出があるんだけど、この勝田はそれが独特。おじいちゃんDJがとうとうと喋ってる感じ。印象としては、お経みたいなノリで、あおり文句を並べ立てるっていうスタイル。自分はイヤホンしてたから真面目に聞いてなかったけど、こんな大会もあるんだなと。湘南国際で、サーファー系のMCがやるスタイルとは随分違ってる。土地柄なのかもしれない。この大会での目標はPBを出すこと。その直前のフルで、初めてサブ3.5を達成したんで、そのタイムを少しでも縮めることを目指した。スタート直後は狭い道なんだけど、しばらく行くと大通りに出る。そこで大きく列が広がるんで、すぐに自分のペースで走れるようになった。気温は低かったけど、日差しが強かった。これが後々効いてきたような感じだ。

序盤はフラットなところ多い。15km近辺で登り坂があるけど、そこが一番の難所ってところ。後は走りやすかった。4分30秒程度のペースで走りたかったけど、やや遅くなり4分35秒くらいで前半を走ってたような感じだ。公設の給水所は8箇所と少ない。ただそれを補って余りあるほど私設の給水所が多い。第67回だから、ずいぶんその地に根づいてる。地元の人みんなが大会の応援に熟れてる印象だ。ありがたかった。

中盤あたりまでは順調に行ったけど、中間地点を過ぎたあたりでやや疲労感が出た。28kmを過ぎたあたりで90度道を曲がり、フラットな直線に出たところがあった。そのあたりで急に元気出て、「あれっ、今日調子いいかも」なんて気になったんで、ややペースアップ。その後30km過ぎで、前を走ってた村田さんを発見。「お先に」なんて声かけて、一気に抜きされた。その辺はテンションもあがって、その後の5kmくらいは快調に走れた。ただ結果的にはこれがややオーバーペースになったようで、35km過ぎたら急に辛くなってきた。後半は緩やかとはいえ、いくつもアップダウンがあって、気持ち的にもダメージ受けた。39km過ぎの、大塚製薬の私設ブースで栄養補給食をもらったんで、やや回復したけど、最後の2kmはかなりしんどかった。それにしてもやっぱり勝田の人たちの声援は心強い。最後の最後の区間では、だいぶ勇気づけてもらったんで、ちょこっとペースを戻してゴール迎えることができた。

3:22:51のネットタイム。PBに1分弱足りないっていう悔しさを味わったけど、まあそれなりに満足できるレースではあった。レース後は完走(乾燥)イモを記念品でもらった。ネタとしては面白いけど、フルの後に食いたい食べものではない。結局持って帰った。村田さんとも無事に再開。お互いの健闘をたたえた。帰りの特急列車の時間決まってたんで、急いで勝田駅まで戻り、何とか時間に間に合った。プラットホームから新年会中のゴロゴロ団のみんなにTEL。一応、新年のあいさつはできたし、レースの報告もできて労ってもらえた。会の方もだいぶ盛り上がったとのこと。自分が仕込んだ企画もうまくいったようで安堵した。マラソンのあとの労いはホントに心にしみる。そんな一日だ。


 第67回 勝田全国マラソン 距離42.195km 時間3:22:51 1,954位/10,355人中


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2019/4/17 かすみがうらマラソン

18-19シーズン最後のマラソン。こすりすぎた形容詞付きでいえば「平成最後」のマラソンでもあった。

スタートが土浦なんで、勝田よりもさらに近いところ。駅から会場も近いんで、レース前の負担がとても少ない。駅前の幹線道路を完全に封鎖して、全ランナーが並ぶスタート地点。なかなか壮観だ。レース前にYouTubeでコースの特徴をしっかりチェックした。前半にかなりのアップダウンがあるつくり。その分、後半の霞ヶ浦を周回するところはずっとフラットだ。「前半の20kmまでを抑えて、後半スパートしましょう」みたいな攻略法を紹介していたんで、心がけた。まあその通りには行かないんだけどね。

前半を抑えるっていうのは意識していたんだけど、タイム見ると想定のペースよりもやや速い。たぶん調子が良かったんだろうと思う。意識としては、キツくないけど、実際の負荷としてはキツかったのかもしれない。最高気温の予想が20度。フルを走るにしてはだいぶ高い。これもスタミナを奪う要因になってたように思う。前半で記憶に残ってるのは湖北高校の女子高生がチアリーディングで応援してくれてたこと。こういう無償の奉仕はすごく嬉しい。元気をもらえた。

中間地点までの高低差を乗り切り、長い下り坂を降りた。大きな道から田んぼの畝道みたいな小さい道に入り、予定通り「さあ、こっからペースあげるぞ」とギアチェンジ。と思ったんだけど、「あれっ、パワーが残ってない」。逆に「まだ半分も残ってるのか」っていう悪魔のネガティブ思考が頭によぎった。こうなると後半はキツい。確かに道はフラット。私設エイドはあたたかく、地元の名産を用意してくれている。懸念してた気温も日差しが弱まったんで、まだマシ。でも、いかんせん足が動かない。ペースをいかに落とさないか、気力を持ち続けられるかってことだけを考えて残りを走った。30km過ぎで、「笠原くん」と声をかけられた。振り向くと村田さんがいた。前を走ってたんだけど、自分よりさらにペースが落ちて、そこで抜いたようだった。「あがんないっすね」といいつつそこで抜いてはいけた。勝田の時、気力あるうちに抜いたのとは全く違う感覚。自分も村田さんもこれから長く険しい12kmを乗り越えないといけない。

35kmで名物の「おしるこエイド」に立ち寄ったけど、ヘトヘトの自分には、ただの甘い汁にしか感じなかった。せめて白玉とか入って欲しかったな。気温高いから、水分補給は多めにしたけど、やっぱり後半は大変。周りに足つってる人が何人もいた。自分もかなり体中のエネルギーが放散していて、「貯えがないぞ」って感じだった。いつもシーズン最後のマラソンの後半に思うのは、「この苦しみをしばらく味わずに済むんだから、最後くらい踏ん張れ」っていうこと。今回もその気持ちでなんとか最後まで歩かずに走り続けた。キロ6分台まで落ちたのは久々だ。ゴールが近づくと、気分的にラクになって足が運べたりするようになるものだけど、今回は最後の最後までキツかった。そんな日もある。結局3時間32分台でゴール。シーズンの中ではワーストの記録。不本意ではあるんだけど、不思議と悔しさはない。「走りきった!」っていう感慨がある。完走すれば、どんな記録でもそれなりの達成感を味わえるのがフルマラソンのいいところ。記録が落ちたことの反省はするけれど、後悔なんかはない。


第29回 かすみがうらマラソン 距離42.195km 時間3:32:26 1,194位/11,577人中


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